毎週末靴磨きを8年間継続した結果

思い立ったが吉日。

今日は社会人になって8年間継続している『靴磨き』について書いてみよう。

なぜ靴磨きをするのか、靴を磨くとどうなるのか。その根底にある考え方について触れていきたい。

いまではすっかり習慣化してしまい、多少面倒くさい時ももちろんあるが、靴がきれいでない状態が気持ち悪くてしょうがないという感覚になってきた。

もともと動機はたいしたことではなくて、かっこいい社会人になりたいとか、おしゃれなスーツに合わせたいといった感覚だったのだが、だれでもできることとはいえ、めんどくさい事には変わりはない。

そしてなにより誰に強制されることもなく自主的に継続できたことに、一度記事にしてもいいかも

とおもった。靴の磨き方とメンタル的な変化も含めてまとめてみる

目次

1.なぜ靴を磨くのか 

1-1.マインドリセット

8年間も継続しているとすっかり習慣になっていて、靴を磨く工程1つ1つに深い集中力はいらない。靴磨きは大体慣れてくると、1足につき30分くらいで磨き終わる。

私の場合5足ローテーションという少し多めのバリエーションなので場合によっては5足磨くことがある。

その場合腕が疲れるのでのんびりやっているともう1日仕事になる。

その間、もちろん携帯を見ることはできない。耳だけは自由なのでできることは

せいぜい音楽を聞いたり、YouTubeを聞き流したり、TVを聞き流すことぐらい。

つまりデジタルデトックスしてかなり頭をからっぽにしながら淡々と靴を磨くという時間が生まれる。

この時間を過ごすことがマインドリセットに繋がっている。今となっては、この頭を空にできるこの時間が気持ちいいから靴を磨いていると言っても過言ではない。

1週間のいろんな思考をデトックスしているような感覚に近い。

そして、仕上がったきれいな靴はシンプルに気持ちがいいし、はいている時も気持ちいい。

そして靴に愛着がわく。

1-2. 見た目/印象の大切さ 

おしゃれは足元から。という先人の教えや、成功者はみな靴がきれい。

そんなよく聞く言葉はあながち間違いではない、と思っている。

ただ、なぜ靴をきれいにすることが大事なのか、という理由までは先人の教えでは継承されていない。

ここで私が8年間靴を磨きつづけてなぜ靴をきれいにすることが大事なのかという観点について考えてみた。

『誰かがみている』

当たり前だがこの考えにいきつく。

モノを大切にしているという点、細部まで気を使えるという点、地味な作業もしっかりできるという点

とりわけ商売道具を大切にするという観点でいくと経営者やクライアントからも信頼に繋がる。

この商売道具を大切にすると言う考えは、イチローが練習や試合後に毎回グローブをメンテナンスしていたという考え方に通じている。

成功者はしっかりとこういった地味な作業を実行できる点も成功に繋がっているのではないか、と思う。

そして誰かが見ているという事はそこに清潔さの有無も判断される。

見た目/おしゃれといった観点には自己満足の点と他人の評価の2通りの観点があるが、清潔さについては特に他人の評価において大きな観点になる。その人となりの印象に影響を与える観点だ。

靴磨きにはもう1つ他者評価に繋がるメソッドがある。

それは、誰もがやりたくない事をできる人間という評価がつく。

誰もがやりたいことは、大勢の対象が実行する為、差異がでない。そしてそのまま差が出ない評価になる。

しかしやりたくないことをやってのける人はその差異を明確に評価に繋げていく。ここが誰かが見ているという大事な考えにいきつくのだ。

1-3. 言葉を交わさないコミュニケーション 

先述のとおり、『誰かが見ている』この感覚を意識すると、身なりがきちんとしている事による信頼性の向上からコミュニケーションに繋がる事が分かると思う。

とりわけ商売道具であり細部のケアという信頼感はビジネスをする上で仕事を依頼するだけの信頼に足るかどうかの1つの判断基準になる。特に新規ならよりなおさら顕著に出るし、得意先であっても、靴がきれいだという印象がさらなる信頼に繋がる。この点については劇的な案件の受注向上といった夢のような話ではなく、こういったことをきちんとできている。という前提があって次のステージに立てると言う感覚の方がつよい。言い方を変えると、靴がキレイだからと言って全員の目に留まるようなことではないかもしれないし、評価のプラスにならなくても、靴がキレイで印象が悪くなる事はないし、評価がマイナスになる事はない。言葉を返すと靴が汚い事にいい評価に繋がる事はないし、そこを軽んじている考えがビジネスコミュニケーションに既に影響をもたらしているという事を認しておく必要がある。

自分はおしゃれをしているから。

自分はブランドをまとっているから。

それは私服でやればいい。個人的な自己満足だからだ。

どれだけ身にまとっても靴1つで内側を見透かされる。言葉の交わされないコミュニケーションが発生しているということを意識するだけだ。

2.靴の磨き方 

マインドだけでは実際に行動に移しにくいので、靴の磨き方をまとめてみる。

ただ、私はただのサラリーマンであって靴磨きの職人ではない。ただただ8年間、自分の靴を磨き続けたという結果があるだけだ。

だから、靴磨きはあくまで簡単に。そして各工程の意味を書く。職人レベルの技術を公開するわけではない。一般的な、普遍的な方法をまとめることにとどめる。

2-0. シューツリーを入れて保管する

その前にまず、できればここから始めてほしい。靴(商売道具)を大切にするという点で共感してもらえたなら、なるだけ靴はシューツリーを入れて保管するのがスタンダードだと思って欲しい。

シューツリーは服で言うところのハンガーに該当する。大体のサラリーマンは朝から晩まで靴を履き続けて1日を終える。靴はなかなかに過酷な労働環境にあると思ってもいい。

そして靴の負荷というのは皺や形状に影響する。その為、その皺を伸ばし、湿気を吸い取る為にシューツリーという名のハンガーにかけて正しく保管する事がまず靴のケアの前提にある。

靴磨きをせっかくしているにもかかわらず、靴自体の基本ケアを怠ってしまい靴がダメになるのは少々もったいないと思う。

ただ、シューツリーは種類が多いし、何より思ったより高い。

私も使っているが、最低限、機能を有しているならコスパ重視でいいと思っている。

シューツリーが高くて買えないからできないという障壁はなるだけさげたい。

2-1. ブラッシング(馬毛等柔らかい毛)

靴の汚れやほこりを取り除くというシンプルな作業。

ですが、毎日帰宅後にこの作業をするとしないで靴の劣化速度は劇的に変わる。

革靴の劣化は日々の汚れや油、菌などによるもの。帰宅後にブラシをするだけで蓄積が減る。

そして、一定数靴磨きをしている靴にはクリームが定着しているのでこの作業だけで光沢が復活する。

2-2. 汚れ落としクリーム 

靴磨きという工程で行くとこの作業が一番重要です。

人で言うところの洗顔に当たります。

いくら化粧しても、美容液を塗っても、酸化します。その化粧や美容液を落とさずに上から化粧するという事はあまりしまい行為課と思います。

特に革靴はこの作業をする事で、革の内側の油分や汗も革の表面に浮かせてふき取ることにもなるのでこの工程が重要です。Tシャツや布にしみこませて拭くのみ。

ここでもシューツリーがあると、皺がのびるので、届きにくい箇所や負荷が多くかかっている箇所をしっかりケアする事ができます。

2-3. 乳化性クリームを塗る 

これはいわゆる化粧水と乳液のイメージ。

革に栄養を入れて保湿する。そして靴に色を入れていく補色により色あせた靴の印象をなくしたり、自分好みの色に育てたりすることができる。

革靴は乾燥が天敵。劣化に直結する乾燥から守る行為はそのまま皮靴の使用年数を上げることになる。

私はこの入荷クリームを片脚約小豆半個分ぐらいで全体に塗っている。

ペネトレイトブラシがあれば皺の中まで塗りやすくて個人的には使いやすいが、人によっては指で塗るという人もいる。これは、クリームを皮に浸透させる際に熱があるとクリームも皮もやわらかくなって浸透しやすくなるという理由からである。

注意点は、クリームは必要以上に塗っても意味がないという点。適量が結局最適である。

革に浸透すると言っても本当に少量であり、靴全体に塗りこむ量は限度がある。それ以上クリームを使っても、べた付くだけで結局ブラッシングにしても布でふき取るにしても工程に負担が行くだけで靴にいい影響がないということ。

2-4. ブラッシングする 

次は全体ブラッシング。

ここでクリームを革に馴染ませるイメージ。そしてここである程度光沢も出てくる。

ブラッシング作業でも熱が発生するので革に浸透するのだ。

皮は人の皮膚と違って既に生命体から分離された状態。皮膚のように水分を持っていない。なので外的要因から栄養や水分を入れて保湿する事で革をやわらかくする作業は必要となる。

ブラッシングで無数のブラシが革と擦れる際の熱が皮にクリームがしみこむ大事な作業になる。

ここで、よく聞く質問としては「ブラッシングをしたら革が傷だらけになるじゃないか」という意見。

これについては結論気にしなくていい。そもそも革にはよく見ると無数の毛穴がある。

この時点で表面はでこぼこしているのだ。ブラッシングによってクリームをこの毛穴にも擦りこむのとクリームを均等にいきわたらせる事でより平滑性が出る為より光沢が出るのだ。

2-5. クロスで磨く 

ブラッシングが終わるとクロスで磨く。これはべたべたに塗った余分な油をふき取る作業になる。

ちなみにクリームには栄養がいっぱいだからいっぱい塗った方がいいという考えがでてきたりするが、

クリームには蜜ろうのような油分も入っていて、こういった油が蓄積していくと革の硬化の原因に繋がる。だからこそ重要なのは汚れ落としクリームでしっかりと汚れや前のクリームを落とすことが重要なのだ。

クロスはTシャツでもいいしコットン(綿)の布でよい。

余分なクリームを取り除きながら磨いていくと気持ちのいい光沢がでてくる。これも熱による影響がある。

2-6. ポリッシュ加工 

鏡面しあげともいう。

上級者向けで、これだけは少し技術がいる。革の表面に薄いワックスの膜を積層させて鏡のように光らせる技術。

化粧の役割。

ここを個人でやるのは趣味の域になるので領域はおしゃれの領域と思うので、工程と役割だけの紹介とする。

3. おすすめの道具まとめ

4. まとめ

かなりニッチな行動だけに習慣にする事が難しいかもしれない。しかし、靴磨き自体の工程は難しくない。それでもなかなか手が出ないのは、この行為が1度やればOKというものではなく、継続を要求している所にあると思う。

ただ、私が大切だと感じているのは靴磨きの理由。

『だれかがみている』という言葉の中にはこれまでの記載のとおりいろんな意味がある。

汚れやすく自分の視界に入りにくい箇所にこそ細部まで丁寧にできるかどうか判断されるような部分なのである。

そしてなにより、私が8年間も継続できたのは、靴がきれいだと気持ちいいということ。そして磨く行為にもマインドリセットできることろ。

これからも靴磨きの習慣を継続していきたい。

では、また。

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この記事を書いた人

社会人9年目で会社を辞めると決意。
一般サラリーマンが個人事業主になるまでの
気持ち/行動/悩みなどを発信していきます。

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